11月24・25日は、北区オリジナルミュージカル「春のホタル」の公演でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!今回は演奏スペースの都合もあり、30名弱での本番となりましたが、ミュージカルでの演奏は本当に楽しく、3回の公演があっという間に感じられました。
さて、本番で1番苦労したのは、技術でも表現でもなく、「涙をこらえて演奏すること」でした。普通のオーケストラピットとは違う袖での演奏だったため、舞台がとってもよく見えました。稽古中から芝居に魅入ってしまうこともしばしば。本番も沸き上がる感情をぐっと抑えながら、演奏していたのです。キャストの皆様、ブラボーでした!
凄かったのはキャストだけではありません。直前の稽古からは衣装、大道具、照明などもついていたのですが、これがまた素晴らしいのです。時にはリアルな、時には幻想的な空間を見事に演出してくれます。これらが音楽と芝居と一体になるのが、ミュージカルの醍醐味なのでしょう。実はメンバーも客席で観たかったのですが、こればかりは贅沢な悩みでしょうか。
カーテンコールではキャストに続いて、なんと演奏者全員で舞台に立たせていただき、盛大な拍手をいただきました。終演後にロビーでご挨拶していると、お客様の目にも涙が。また、「オーケストラも良かった!」「ファミリーコンサートも聴きたい!」というありがたいお声もいただきました。このミュージカルを一つの目標として作られた北フィルですが、今後もますます注目されることになりそうです。頑張らなければ! (文責:音楽監督)
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