〜ミュージカル「春のホタル」あらすじ〜

新潟市立みどり小学校の6年1組の担任に
新しく岡本良子先生が赴任してくる。
6年1組は問題のあるクラスで、5年生のときは担任が2人も替わっている。

5月のある日、授業の一環として福島潟に行き、
岡本先生と生徒たちはホタルの数が激減していることを知る。

そこで、ホタルが舞うふるさとを取り戻そうと、
田んぼを借りて農薬を使わない自然農法で米作り体験を始めることにする。
しかし、大きな病気をしたばかりの岡本先生は倒れて入院してしまう。
 
退院後、田植えや草取りなど農作業を通して、
生徒たちの心はまとまっていくが、稲刈りも間近となった9月のある日、
台風が接近し、堤防が決壊して田んぼが被害を受ける可能性が高まる。
生徒たちと先生や父兄は懸命に土嚢を積み、田んぼを守ることに成功する。

一方、悪天候のなか田んぼを見守っていた岡本先生は意識を失い、
数日後にホタルの精に手をとられ、旅立っていく。
 
卒業式の日、生徒たちは岡本先生に卒業の報告のため
田んぼの前にやってくる。
すると、季節はずれのホタルが飛んでいた。

それはホタルの姿となった岡本先生とホタルの精なのであった。

 11月24,25日公演のオリジナルミュージカル『春のホタル』は、北区のとある小学校で実際にあった先生と児童の葛藤、そして地域との交流や体験から育まれた子どもたちの成長の過程がベースとなっています。
 時を経て、ミュージカルとして生まれ変わった人々の想いや福島潟の歴史を深く知り、もっと楽しむためにコラムを作成しました。どうぞみなさまも『春のホタル』の世界をお楽しみください。
                                                (文責:団長)
 ミュージカルの舞台となった場所・歴史・自然
  1.福島潟の自然
  2.太田小学校の取組み
  3.干拓の歴史

 登場人物のモチーフとなった人たち
  4.良寛さま

2012年11月24日(土)・25日(日)

「春のホタル」ついに本番!

11月24・25日は、北区オリジナルミュージカル「春のホタル」の公演でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!今回は演奏スペースの都合もあり、30名弱での本番となりましたが、ミュージカルでの演奏は本当に楽しく、3回の公演があっという間に感じられました。

さて、本番で1番苦労したのは、技術でも表現でもなく、「涙をこらえて演奏すること」でした。普通のオーケストラピットとは違う袖での演奏だったため、舞台がとってもよく見えました。稽古中から芝居に魅入ってしまうこともしばしば。本番も沸き上がる感情をぐっと抑えながら、演奏していたのです。キャストの皆様、ブラボーでした!

凄かったのはキャストだけではありません。直前の稽古からは衣装、大道具、照明などもついていたのですが、これがまた素晴らしいのです。時にはリアルな、時には幻想的な空間を見事に演出してくれます。これらが音楽と芝居と一体になるのが、ミュージカルの醍醐味なのでしょう。実はメンバーも客席で観たかったのですが、こればかりは贅沢な悩みでしょうか。

カーテンコールではキャストに続いて、なんと演奏者全員で舞台に立たせていただき、盛大な拍手をいただきました。終演後にロビーでご挨拶していると、お客様の目にも涙が。また、「オーケストラも良かった!」「ファミリーコンサートも聴きたい!」というありがたいお声もいただきました。このミュージカルを一つの目標として作られた北フィルですが、今後もますます注目されることになりそうです。頑張らなければ!                 (文責:音楽監督)

2012年11月17日(土)

オケ入り通し稽古

本番まで、1週間切りました。
午前10時集合、ファミリーコンサートの練習を含め午後9時終了のプレッシャーは、なまらでなく、覚悟して臨みました。前日も5時間練習しているのです。


最初、オケとふりなしの歌だけの練習。子供たち大きい口あけて歌ってとてもかわいい。その後、衣装を付けての通し稽古。だんだん盛り上がってまいりました。すごい舞台です。つい、劇につい集中してしまい、涙ぐんでしまう時もあって、これはまずい。もっと観ていたい時に、オケの入りになるのです。

子供たちもホタルもかわいいですよ。おじさんたちの安心して聞いていられる新潟弁、やはり市民ミュージカルだ。

練習を重ねるほど、芝居も、歌も、音楽もますます好きになる。何か作り上げる場に参加できることってこんなに楽しい事なのかと幸せかみしめています。ちょっと、大袈裟かな。(文責Vla)

2012年11月10日(土)

11月10日、この日のミュージカル練習は、忘れられないものとなりました。
なぜなら、作曲された片野真吾先生が指揮をとってくださったからです。最初で最後のことでしょう。

片野先生はとても優しく、指示を出す時に必ず団員の名前で呼んでくださいました。普通は楽器名で指示されるので、とても新鮮な感じでした。先生のスコアのそばに私達オケの名簿が置いてありました。

また、指揮をされながら歌ってくださいました。とてもきれいな声で、うっとりしてたのは私だけでしょうか。
いよいよ本番2週間前となり、出演者全員での練習には一層力が入ってきました。ステージ上のキャストのみなさんの熱気を感じて、オケの演奏ものってきました。特に子供たちには感心するばかりです。

今日の練習には、東京から、演出の山口先生、演出助手木村先生、舞台監督の小島先生がおいでになり、いよいよ本格的な練習となりました。また、NSTテレビの取材が入りました。11月27日午後6時からのニュースで6分ほど放送されるそうです。 きっと、本番はみなさんの気持ちが一つになって、すばらしいミュージカルとなるでしょう。        (文責:2ndVn)

2012年10月20日(土)

「春のホタル」歌付き合同練習

今週は「春のホタル」の歌付きの練習を初めて行いました。が、なんと16時〜22時までの長時間に渡っての練習でした。合同練習ということで、作曲者の片野先生、指揮者の長谷川先生、演出の木村先生も来て下さいました。

模範演奏はCDで聴いてましたが、やはり生の台詞、歌、演奏は良いなぁと改めて実感する日でした。模範演奏は大人の歌声で入っているので、子供達の歌声で聴くのがとても新鮮で可愛らしい演技に見入っていたら、ついつい曲の出だしで入り損ねてしまいました…。本番は気を付けます。(笑)

年配の方々の演技にも度肝を抜かれ、こんな素晴らしい演技に合う様な音作りに励みたいと心から思いました。とても充実した6時間はあっという間に過ぎてしまいました。

次の日に目覚めた時に、なぜか体のあちこちが筋肉痛でした。音作りだけでなく、体作りもちょっとしなくてはいけないなと反省した一日でした。                (文責:Perc)

2012年9月15日(土)

「春のホタル」2回目のオケ合奏練習


9月15日は北区オリジナルミュージカル「春のホタル」2回目のオケ練習でした。

それに先駆け北区文化会館館長の配慮で午後1時から出演子供たちの練習を見学しました。
子供たちの感覚の良さに感動しました。

ミュージカルのストーリーを理解しセリフ、歌、振り付け、ダンス、展開場面を想像し演出家の指導と自主的に振り付けを決めながら進めていく。セリフと歌の歌詞はあるが、振り付け、ダンスは音楽のような譜面がなく、すべて演出家実指導です。さすが子供たちの感覚、素直に受け止める脳、覚える速さ、正確性に感激。

2時からオケだけの臨時練習。曲目はM9子供は怒っているんだとM10田植え唄の2曲。各パート複雑で細かいフレーズ、リズム。5時まで3時間練習しがいありました。
M9子供は怒っているんだでは、居合わせていた子供たちも参加しての練習。いきいきのびのびとした歌声。共演してますます本番が楽しみになりました。

6時からステージの本番オケスペースにて長谷川指揮者による練習。M1から通して、あとは要所練習。

今日「春のホタル」の台本をいただきました。原案、脚本、作曲、指揮、舞台監督、美術、照明、音響、衣装、演奏、歌唱指導、大道具、照明操作、音響操作、制作の文化会館館長、出演者(子供、大人)、北フィル、大掛かりなミュージカル。
長谷川指揮者はミュージカルでオケの役割を繰り返し指導いただいた。オケと歌合わせが楽しみです。                                            (文責:Tp)

2012年5月26日(土)

「春のホタル」ステージでの場所合わせ
今日はホールでの合奏でした。練習前にミュージカルで実際に演奏する場所を仕切って、ちゃんと演奏できるかどうか確認しました。いつもと違った演奏スタイルに戸惑いながらも、少しずつ本番のイメージが明らかになってきました。定期演奏会まであと二週間。指導を受けた所を振り返りながら、音楽を仕上げて行きましょう。                    (文責:団長)
 

2012年4月21日(土)

オリジナル・ミュージカル「春のホタル」動きだしました!

今年の11月に北区文化会館で公演が予定されているオリジナル・ミュージカル「春のホタル」に、演奏団体として当団も参加させていただくことになりましたが、「いったいどんな配置になるんだろう?」と、実際の演奏場所である舞台袖の大きさを再現してイスを並べてみました。「ビオラの配置はこうかな?」、「打楽器は意外にスペースが無いかも?」などと本番をイメージした打合せに花が咲きました。

 

「春のホタル」はシナリオも音楽も、何もかもがオリジナル!こんなすてきなプロジェクトが身近で開催されるとは感激です。来月にはオーディションが行われるとか。私たちにはどんな楽譜が届くのか今から楽しみです。                                  (文責:団長)


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